仕事環境が少し変わって非常に集中しやすい状況になった。集中しているうちに時間が経って、日の移り変わりが曖昧になって、時間が消えている。何があったか思い出せない。何もなかったのかもしれない。
自分はソーシャルサービスを利用する時に、アドオンを使ってユーザのアイコンを非表示にしている。AdBlock PlusのURLフィルタにアイコン画像のパターンを入れるとかして。
なんでそんなことをしているのか真面目に考えたことがなかったが、どうやら人の顔を見るのが好きではないらしい。Webページで顔写真を自己紹介に入れているようなページも敬遠してしまう。個人の投稿として見ると色が付くので、個人をすぐには特定できない匿名の投稿として文字を読みたいというのもありそうだ。
もしかしたら私は、人間嫌いなのだろうか。どうだろう。わからない。食事とか誘われれば2つ返事で行くことが多いんだけどな。よくわからないな。どこから生まれているのだろう、この嫌悪は。
終の棲家という表現はけっこう好きだ。私の終の棲家はどんなところになるだろうと、よく想像する。
車がないと買い物にも行けないような場所になるか、それとも電車くらいは走っている場所になるか。
そうだな。多分、電車の駅までは徒歩15分くらいで行けるだろう。駅前には食材が買える場所くらいはあるだろうし、電車で30分も進めばそれなりの買い物ができる場所にも行けるだろう。ただ、大半の買い物は通販で済ませているかもしれない。
家の周りには畑などもあるのどかな土地で、一戸建てだがワンルームのようなこじんまりとした部屋に住み(小さいが防音だけはやたらしっかりしている)、終日、パソコンの前にいて、コードを書くか本を読むかしているのだろう。
その場所で私は1人である。人間は必要としない。友人はおそらく先に死んでいるだろう。そうでなければ困る。先には死なないと約束している。
誰にも気づかれず、自分も気づかないうちに終わっていたら、それはそれで良い生涯なのではないかと思う。もちろん、そうなる前にやらなければならないことがたくさんあるのだが。
Facebookのアカウントに東南アジアからのログインがあったのでロックしたよと通知が来る。
他も調べたところ使っていないGmailに同種のリクエストがあったようだ。日本のサービスに対しては特に形跡はなかった。
Dropboxなどの漏れては困るサービスは二段階認証にしてるし、重要な情報を扱っているサービスはパスワードを個別に管理しているけど、普段使ってないサービスは脇が甘くなっていた感がある。反省。
使ってないサービスについては乗っ取られたとしても自分自身は困らないのだが、それらを使って不正なURLを通知しクリック率を上げるという手法も存在する。周囲に迷惑をかける可能性もあるので、SNS系はきっちりしておきたいところ。
いっそアカウントを全部消してしまった方が、楽なのかもしれない。
2014年6月の進捗
1. Python強化月間
scipyで遊んだ。ブログは書けてない。少し忙しい。けど、書かないと忘れる。いかん。
2. 論文を読む
Object Detection with Deep Learning
https://docs.google.com/presentation/d/1EukM17bSCDqmxktFS2Yksi6gLwL0XSW0z578rpG08a0
ここ数年流行りのDeep Learningの画像認識系。読んでも理解できなかった。Theanoと遊ぶ時間を増やしたら少しは取っ付きやすくなるだろうか。
The UCB Algorithm
http://lane.compbio.cmu.edu/courses/slides_ucb.pdf
bandit algorithm系のもの。今後使いそうな気がするので勉強中。reinforcement learningについては興味はあったけど全然わかってないので、少し幅を広げて見て行きたい。
3. 読書
マキャベリの君主論、ダーウィンの種の起源、完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯を読む。
Alice's Adventures in Wonderlandを読むつもりだったけど、その次に読もうと思ってたボビー・フィッシャーの本の1ページ目をうっかり開いてしまって止まらなくなった。
4. 学習動画を見る
日本語計算機処理のための大規模日本語複単語表現辞書の開発
https://www.youtube.com/watch?v=i9TNzo_QoZU
草分け的なところの話も聴けるたいへん興味深かった。
強化学習講義
http://www.ustream.tv/recorded/45049596
わかりやすかった。
読書感想
読んだ本の感想も書いておく。
君主論はビジネス書としても使えそうに見えた。孫子をビジネス書として使ってるケースがあるように。
と思ってググってみたら既に何種類かそういう本が出ていた。
種の起源は、当然ながら150年以上前の本なので(まだ150年ということに驚くべきかもしれない)古い情報が多く含まれているわけだが、1人の人間がある着想を得て、それが真実であるかを検証する為に大量の実例を集める姿勢はたいへん理にかなったもので、私自身もこうした姿勢でありたいと憧れる。
この点について私は、差異の平均を比較することで数量的に検証しようとした。私の分析は完全とはいえないが、両人の指摘を否定する結果は得られていない。
今日に至ってもなお、私自身考えるたびに自説に対する自信がぐらつくほど深刻なものである。
完全なるチェスは好みの本ではなかったものの、聡明であり愚かであることの姿勢には興味を惹かれる。
理にかなっているだけでは人間は何もできない。というのも、安定してストレスのない生涯を過ごそうと思えば、私のような何もしない人間になることを選択するのが理にかなっているからだ。
どの程度最適化し、どの程度不合理な行動を取るのか。その正しいバランスについては、reinforcement learningを学ぶことで見えてくるかもしれない。
2014年7月の目標
1. 強化学習の勉強
Bandit Algorithms for Website Optimizationを読んで、1つはアウトプットをすること。
2. 論文を読む
Twitterで待ってれば誰かが面白そうなものを流してくれるので、それを読む。良い世の中になったものだ。
3. 読書
課題図書は我が闘争。上下巻で800ページ以上あるので、今月はこれだけにしておく。技術系の本も読みたいし。
ボビー・フィッシャーの後にこれを読むのは、別にユダヤ人に対するなんらかの意図があるわけではない。ああ、でも人種には興味はないけど、人種差別をする心理には興味があるかもしれない。
ユダヤ人嫌いの人間は、自分を美化し、安らげてくれる主張からはじまる。その主張とは、世の中には邪悪の力が存在する、自分はそれを発見し、勇敢にも宣戦布告した、というものだ(完全なるチェスより)
私自身、どこかの何かに対して妙な観念を持っていて、自分自身それに気づかずに妄想に支配されている部分はあるだろう。それは人種ではなく、選民思想でもなく、なんだろう、多分、物語。
4. 学習動画を見る
これもTwitterで流れてくるものに頼る。