勉強、あまり進まず。引っ越しと確定申告のせい。去年の2月もこんな感じじゃなかったっけか。
仕事が忙しかったのも良くない。仕事に注力すればそれだけお金を稼ぎやすくなる。しかし将来に備えた学習も行っていないと先細りする。バランスが大事。
引っ越しで70万ほど浪費。けっこう使ってしまった。しばらくは節約しよう。
2人暮らしになれば支出は減るはずなので(特に食費や光熱費)、そのうちマイナス分は解消できるだろう。
ありがたいのは、同居している人が自分よりも働き者であること。
周りの人がだらだらしていたら、自分の手もつい止まってしまう。周りの人が自分より働いていたら、自分もやらないといけない気持ちになる。これは群れ社会に生きる生物の傾向としてあるものだと思われる。そうした傾向を利用するのは労力がかからずストレスにもならないので大変便利である。
引っ越しについて。
最近の賃貸管理会社は融通が効かないところが多い気がする。光回線やエアコンを新設した場合に、昔ならこちら持ちで工事をすると言えば喜んで受けてくれることが多かったが、最近関わった管理会社は交渉してもとにかく「現状回復すること」を基本とされる。
大家の立場になって考えてみると何もせずに管理会社に丸投げしてしまえば楽で、管理会社の立場からすると原状回復をしさえすれば大家との折衝も発生しなくて楽。そうした仕組みであることは容易に想像されるが、大家に言葉が届かない状況というのは、孫請けで仕事をしていて顧客自体とはまったく折衝できない状況にも似ていて、借り手としてはやりづらい部分もある。
これは最近の賃貸においてそうした傾向があるということなのか、それとも偶然そうした管理会社に連続で当たっただけなのか。もしくは借りる土地柄において傾向があるのか。わからない。
70万の元を少しでも取ろうかと思って、粗製乱造的なアフィリエイトブログでも作ってみる。
1日1記事を目処に、適当に書いて適当に更新している。最近英語の勉強が疎かになっているので、英語の記事を読みつつそれで年間2〜3万でも稼いで書籍代の足しにしようとしている。
内容を見る限り、おそらくこれではうまくはいかない。当たり障りない文章になっているし、人目を引くような画像もない。しかしそうした要素を入れるには時間がかかる。まあ、続けているうちに何かできるようになるかもしれないし、気長にやってみよう。
IBMの変容の軌跡あたりは自分的にはよく書けてる気がする。機械学習エンジニアとデータサイエンティストの違いは?とかキャッチーな話題もあるので、需要がまったくない内容というわけではないと思う。ただ、ちょっと浅い。
目標達成率
・実践コンピュータビジョンを読む(10%)
あまり進んでない。来週から再開する。
・確定申告(100%)
2月20日には終わらせた。今年は早かった。
・引っ越し(100%)
完了。部屋も概ね片付いた。人と暮らすというのは難しい話であり、うまく行くかはわからないが、それをいかにプラスにしていくかを考えていけば自ずと良い結果を生むのではないだろうか。
読書感想 : 宇宙の戦士(ロバート・ハインライン)
B級スプラッタスペースオペラ青春戦争超大作映画、スターシップ・トゥルーパーズの原作としても知られる、1959年に発表されたSFの作品。ガンダムのモビルスーツのアイデアは、作中に出てくるパワードスーツが参考にされているとか。
映画の方はショーガールでラジー賞を受賞して嬉々としてトロフィーを受け取った変態監督ポール・バーホーベンが悪ノリに悪ノリを重ねて作った代物なので、真面目な原作とはだいぶ方向性が違う。そんなB級テイスト漂うノリが大好きだ。
映画のことはさておき、本書の方は至って真面目な作品で、例えば未来では子供の教育に鞭打ちが使われているのだが、その理由の1つとして過去の問題を取り上げている。
その少年が実際に刑罰を受けるようになるまでは、何回となく逮捕され、有罪を宣告されることになるだろうが……しかもそうなったところで、ただ単に禁錮されるだけで、それもその少年と同じような連中といっしょになり、より犯罪的な習性をならい覚えてしまうことになるにすぎないのだ。
少年犯罪の問題は昨今よく取り上げられることだが、1959年には既に少年が裁かれないことにより凶悪な犯罪が生まれることが予見されていたようだ。
この信じられないようなイタチごっこは何年ものあいだ続いてゆき、そのあいだにこの少年は犯罪はその頻度と凶悪さを増してゆき、そのくせ、楽しくはなくてものんきな禁錮のほかには、これといった罰も加えられないのだ。それからとつぜん、普通に十八回目の誕生日がくると、法律によってこのいわゆる”青少年飛行者”は、成人の犯罪者になってしまう……
少年犯罪の問題はいつ頃から始まったことなのだろう。意外と大昔からあったのかもしれないし、現代の問題なのかもしれない。
政治については、すべての人間に選挙権をもたせる無制限民主主義を否定し、兵役を経験したものだけが選挙権を持つという一部の主義の方が聞いたら卒倒しそうなシステムが敷かれている。
無制限民主主義とは、不安定なものであった。というのは、その機構のもとにおける市民たちが、かれらは神聖な権力を振るう方法に対して、責任を持たなかったからだ……
社会的責任といったようなものを、持っておらず、持とうともせず、重荷をおしつけられるとすぐ腹をたてる連中に、そういった道徳的な美徳を吹き込むことよりも、わしの目玉を治すことのほうが、ずっと容易であることは、すぐに理解できるだろう……
軍に所属して市民を守る為に命を危険に晒した者だけが参政権を持つという考え方で、軍を用いたアプローチが良いかは置いておいて、権利に対して責任を負うという考えについては納得できるものだと思う。
読書感想 : 夏の扉(ロバート・ハインライン)
先月感想を書いたけど、引用を忘れてたので足しておく。
しかし、考えてみれば、だいたい、技術者というものは数理物理学者である必要はないし、また、たいていの場合そうではない。ぼくら技術者は、実際面に応用できる程度に表面をかすめておけば、用は足りるのだ。
足りるといいなぁ。
1立法フィートの空間に十万個の反応装置を詰めること――言葉を換えていけば、ウエブスターの大学生用辞典にのっているあらゆる言葉を収納することだって、簡単なことなのだ。
1956年にこの発想。SF作家の先見性は凄いと思う。
ぼくは突然おそろしいことを考えた。もしいま、このぼくが居間にしのびこんで、そこに、力なく立ちつくしている”ぼく”の喉をかき切ったらどういうことになるだろう? それは、じつに誘惑的だった。だが、ぼくはようやくそれを抑制した。状況は、数学的にあまりにも誘惑的だったが。
タイムトラベル時に近くに自分がいることに気づいた時、「未来の自分が過去の自分を殺したらどうなるだろう。やってみたい」と思ってしまう人間になりたい。
未来は、いずれにしろ過去にまさる。誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりまさりつつあるのだ。
私自身もそう思っているけど、技術職の人間はそう考えている人が多いように思う。進歩を実感する機会が多いからだろうか。少なくともパンチカードやアセンブリを書いていた時代より今は優っていると思うし、Juliaがより良い言語になっているだろう未来は今より優っているだろう。
そうした技術的な話を除いても、人は過去と比べてずっと賢明になっていることは間違いない。
ハインラインの作品を2つ並べてみたけど、50年前にこれだけの先見性を持った作品を作りだしたというのは実に恐るべきことであるけど、逆に言えば現代の人間は2060年に対してもっと様々な予測や突拍子もない物語を描くことができるはずなのである。
SFが先で、未来が後。思いつきが先で、実現が後。
読書感想 : ガニメデの優しい巨人(ジェイムズ・P・ホーガン)
ということですっかり心がSFづいてしまったので、もう1本SFを読む。
1977年に書かれたSF推理小説、星を継ぐものの続編。前作は月の裏側で5万年前に死亡した人間の遺体が発見され、その遺体がどこに来たのかをたくさんの科学者たちが解明していくというお話。推理し、新しい発見に推論が否定され、推理し、また否定されるという繰り返しの中で少しずつ真実に近づいていく過程が非常に面白かった。
それに対して本作は推理も行っているのだが、その部分に対する構成は少しおざなりな部分がある。個人的にはもっと読者に「?」を抱かせる構成にしても(つまりハントやダンチェッカーが謎を前にしてなぜだと煩悶するシーンをもう少し増やす)良かったと思うのだが、そうしたシーンは少なめになっている。
本作の主題は宇宙人と人間が遭遇し、交流する過程を描くことにあるのだろう。
交流する宇宙人は、人類より何千万年も前に誕生し、進んだ技術を持ち、草食で、争いを知らず、理性的な種族。そうした種族と、肉食で、競い合うことが好きで、時には大きな争いを引き起こす人間とが交流する。
人類は、今ではもう互いに傷付け合ったり、爆弾で都市を破壊したりはしません。でも、あの攻撃本能は科学者や技術者の中に生きています。起業家や政治家も同じです。地球人は激しい闘いを好むのです。相手が兄弟であれば、それだけ闘士を燃やします。それがガニメアンと地球人の違いです。
「地球人はよく神の名を口にするけれど、本当に信じていると思うか、とわたし、尋ねたんです。ガルースは何と言ったと思いますか?」
「何と言ったかね?」
「自分たちが創り出したものなら信じるはずだ、って」
本作は三部作の二作目にあたるけど、3作目はどうするかな。まあ、気が向いたら読んでみよう。
読書感想 : 9割の病気は自分で治せる
Kindleのセールに並んでたのを適当に買う。健康関連の本はまあ何冊かは読んでおいた方が良いのだろうけど、そもそも人体というのはまだ解明されてないことが多過ぎて、不確定な情報が多いのが気になるところ。
本書は基準値よりちょっと血圧が高いとかコレステロールが高いとかで医者にいって薬もらうのは異常だということを、いろいろ実例を出しながら解説する本。成人病にしろガンにしろ生活態度に問題があったら薬で対処療法したって健康になれるわけじゃないんだから、ちゃんと食事と運動に気を遣いなさいということを口が酸っぱくなるくらい言っている。
映画感想 : インビジブル
上で出たスターシップ・トゥルーパーズの指揮も取った、ポール・バーホーベン監督作品。
透明人間になった科学者が、女性のシャツのボタンをはずしておっぱいを揉んだり、着替えをしている隣のビルの女性に欲情して襲ったりする姿を最新の映像技術を駆使して描き出した超大作である。
バーホーベン監督としては、本作はスタジオ側からの要求が多くて思うように撮影を進めることができなかったらしく、あまりお気に召してない様子。もしスタジオからの介入がなく野放しにしていたらどうなっていたか。怖いもの見たさ的な意味も込で、是非見てみたい。
映画感想 : 28日後
「最近のゾンビは走るんだぜ」の代名詞的な存在である、28日後。
構成は非常によくできている。この手の物語は恐怖シーンとそれ以外のシーンの組み合わせによっては、食傷気味になったり逆にダレてしまったりするものだけど、本作は緩急の入れ替わりが非常に早い。たたみかけるように、緩、急、緩、急と繰り返す。
テーマもしっかりしてるし終わり方も良し。評判の良い作品だけど、なるほど、これは確かに好評を得られるわけだ。