今日はずっとパソコンの前に座り、眠くなると倒れこんで眠り、眼が覚めるとコードを打つ。夜になると心が病んできた。人は面倒なことに、他人と接触を持たない状態にいると閉塞していく傾向がある。
これを解決するには、他人と話をする必要がある。特に親しい異性と話をすると短時間で閉塞感が打開できる。今週は誰とも会う約束をしていなかったので酒に頼ることにする。来週は誰かと約束しておこう。
酒は過去と現在を混濁とさせる能力がある(と思っている)。その混濁によって、閉塞が一時的に解決される(と思っている)。
バーチャルな人間との会話や自分との会話によってもある程度の効果が期待できる。他人と約束をして、電車に乗って、喫茶店や飲み屋に金を払ってといった無駄がないので便利だけど、実際に人間と会うよりも効果が薄く短いように思う(個人差はあると思うけど)。
というわけで、近所のコンビニでZIMAを買ってきて飲もうとする。が、家に帰ってから気づく。我が家には栓抜きがない。仕方ないのでFとかSとかで始まる悪態をついた後、流しの下に放置してあったウィスキーを取り出して水で割って(氷すらない……)飲む。いいんです、酒ならなんでも。
平日の疲労があるので、土日はよく眠る。掃除や洗濯、買い物などもあるので、それ以外はずっとパソコンに向かっても、2人日(16時間)程度しか取れない。調査時間もあるから実際にコードを組んでいるのは1.5人日を割る。それで作れるものなんて、実にちっぽけなものにしかならない。
実際に出来たのは、URLを指定して青空文庫からファイルを落として、ngramっぽい解析をしてDBに突っ込んで、そこから重複データを取り除く程度。
予定ではそこから「していらっしゃる」とか「ようでございます」みたいな一般的な文字列を取り除いて、特徴的な言葉として「下の農家の中井さん」や「和田の叔父さま」などを抽出したかったのだけど、さっぱり届かなかった。
ちなみに以下が「斜陽」で「8-gram」以上で、登場頻度が「5回」以上のもの。
gram|word|count
8|思っていらっしゃ|5
8|かも知れませんが|5
8|声でおっしゃった|5
8|ていらっしゃるの|5
8|ていなければなら|5
8|のではないかしら|5
8|るような気がして|5
8|和田の叔父さまが|6
8|になってしまった|6
8|たような気がして|6
8|のではなかろうか|7
8|ったような気がし|7
8|ようでございます|8
8|ていらっしゃった|9
8|していらっしゃる|10
8|シュルシュルシュ|11
8|なければならない|12
8|っていらっしゃる|14
9|なければならないの|5
9|下の農家の中井さん|5
9|ったような気がして|5
9|かなければならない|5
9|のようでございます|5
9|西山さんのお嫁さん|6
9|ひとりごとのように|6
10|になっていらっしゃる|6
ここから活用形の変化や助詞の違いを消して、一般的な言葉を消していって、特徴的な言葉を残すところまでやる予定だったのだけど、さっぱり時間足りず。今週はわき目もふらずすごく理想的な時間の過ごし方をしたのに。阿呆だな、自分。