JavaScript好きな人間には敵でしかないWEBブラウザ、IE6。
getElementByIdと書いたのにnameを取ってきたり、イベントの実行順序が意味不明だったり、動的にイベントを追加するとメモリリークを起こしたり、png画像を表示すると透過されてなかったり、セレクトボックスの上に要素を置くためにわざわざiframeを使わなければいけなかったり、いちいち記法が標準と違っていてif(ie6)的なことを書かなければいけなかったり、デザインを揃えようとするとCSSが醜く汚れていったり、レンダリング速度もJavaScriptの実行速度も破滅的に遅くて他のブラウザなら一瞬で表示されるのになぜかこいつだけ10秒くらい実行時間がかかってクライアントからクレームなんてこともザラにある、IE6。
そんな子を捨てようというキャンペーンをやってる記事を見かけました。
「IE6はもういらない」――Web企業が撲滅キャンペーン
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/06/news031.html
シェアがあるから対応する → シェアが減らない
という負の連鎖もあると思うので、サポートを廃止するサイトが増えていけばいいなぁ、と。業務以外ではIE6を使う必然性はないし。
YouTube、IE6のサポート終了をアナウンス
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090717_303303.html
DiggとYoutubeはサポート終了の方向のようです。Gmailでは乗換えを促す表示がされるとか。どれもそれなりにシェアのあるサイトなので、これでユーザが動いてくれれば良いのですが。
IE6ユーザへのアップデートをスマートに促すことが可能な「ie6update.js」
http://phpspot.org/blog/archives/2009/07/ie6ie6updatejs.html
紹介されてるサイトに書いてある言葉。「Help kill
Internet Explorer 6」。気持ちがよく伝わってくる言葉です。
IE6のサポート終了はいつなのでしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1320402973
2014年までセキュリティパッチが配布されるそうです。ええ、あと5年も先です。それが過ぎてもまだIE7は残ります。
IE7が消える頃には、WEBがPCよりも携帯端末を重視するようになったり、他のOSが頑張ってWindowsのシェアが下がるといった現象が起きてそうな気もします。
ライトユーザ的にはブラウザなんてどれでも良くて、一番使い慣れてるのがIE6だったらそれでいいやというところだとは思うのですが、作ってる側としてはホントに厄介な子なので、なんとかなって欲しいなぁと、そう思います。