2009年11月18日

Puppy Linuxを入れた雑感

軽いLinuxディストリビューションを使いたいと思い、試しにPuppy Linuxを入れてみた。3時間くらい触ってみたので、その感想。

インストールする為のイメージファイルは、たったの119MB(日本語版 4.3.0)。英語版(4.3.1)はさらに小さく105MB。最低限のものを揃えるだけならこのサイズで十分のようだ。

LIVE CDから立ち上げてみると、起動までにかかる時間は我が家の古いマシンで2分くらい。FedoraとかUbuntuと比べると明らかに早い。そしてPCがあまり頑張ってる感を見せないうちに立ち上がる。

デスクトップの外観は「子供向けWindowsのようなイメージで」とデザイナーさんに頼むと、こんな絵柄が返ってきそうだと思いました。デスクトップアイコンが20個くらいうまく並べてあって、あとは画面下部にスタートメニューとクイックランチャー的なもの。絵柄と色合いに丸みがあってほんわかとした感じの見た目です。

インターネット、メール、端末なんかの必要なアイコン、インターネット接続用のアイコンが置いてあって、最初に使う人間にとって親切な設計になっています。

参考URL
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/ctl_lightlinux/ctl_lightlinuxb.html

変わった点としては、アイコンをクリックする際、全てシングルクリックで立ち上がります。Windowsとかだとダブルクリックで起動なので、最初ちょっと戸惑うかもしれません。

起動直後はネットワークが立ち上がってなかったので、とりあえず端末立ち上げて、「/etc/init.d/network・・・あれ、ないぞ」という事象に困ったりしましたが、GUIを使ったらすんなりネットワーク接続ができました。「接続」 → 「ネットワーク又は無線LANでインターネット」 → 「eth0」 → 「自動DHCP」みたいな感じで。

日常生活で使うようなコマンドはざっと見た限り一通り入っていそう。GNOMEオフィスが入っているので、ワープロと表計算もできます。apt-getとかyumは入ってませんが、PETgetパッケージマネージャーというのが入ってます。

ファイルシステムはext4にも対応していて、Live CDで動かしていればパーティション操作もマウント設定も楽々。

デフォルトのブラウザはなんとSeaMonkey。エディタはGeanyが入ってました。

本来、日常で使う上ではパソコンってこれくらいの機能があれば良いよなぁと思いました。

ただ、これ使って開発とかしようとすると、設定ファイルが思った場所になかったりしてハマりそうな予感もしました。あくまで予感ですが。