2010年02月26日

日記的なもの

確定申告のまとめがだいたい終わった。数字は全部出て、ただ、銀行のお金の動きが一部通帳に記載されてない箇所があるので、明細が郵送で届くのを待っているところ。

計算してみると、売上は去年よりも50万近く下がっていた。。。

副業減らしてなければ去年よりも増えてたんだろうけど。良い小遣い稼ぎになってた連載も途中で終わってしまったし、これまで関係があった人からの仕事依頼はほとんど断ってしまったし。自業自得だなぁ。

今年はさらに働く量を減らす予定なので、さらに50万ほど売上が落ちる予定。ここまで落ちると社員やってても変わらないような気はする。とはいえ、就職する気も仕事量を増やす気もなかなか起きない。1日8時間以上働きたくないでござる。

とりあえず自分の技術力が大したことないと気づいてしまったので、仕事をするよりも大したことある技術者に移行するのが現状の最優先事項。



先日書いた用語系の記事は失敗だったと反省する。正確さに欠ける記事の場合はタイトルを工夫しなければいけないという決まりを忘れていた。今日検索したらGoogleで3番目にいて悲しくなったので、とりあえず引っかかりづらそうなタイトルに直した。

検索結果のそういった場所に、意図を優先した正確さに欠ける内容が配置されると、それを調べようとした人に誤解を与えたり迷惑をかけたりする恐れがある。もうちょっと注意しよう。

文章に訴える気持ちを入れようとすると、どうも事実から曲がった表現になります。スポーツ新聞とかの記事でよく見かけるような、数字や過去の実例を出してはいるのだけど、記者が訴えかけていることと引用が微妙に噛み合ってない、みたいな。



本が大好きな知り合いに電子書籍の良さを語って洗脳してみる。本好きな人間というのは紙の本に対して強い愛着を持っているものだけど、以下の言葉を投げかけるとたいていグラリと来る。

「おまえはこれまで、何冊の本を家に置き切れずに捨ててきた。電子書籍なら捨てる必要もないし、出先で望む時に○○○○(その相手が好きな作家の名前)を読むことができるんだぞ。しかも本棚に入りきらずに床にまで侵食し始めた本も整理できる」

その知り合いは、帰る時にはすっかり「電子書籍ばんざーい。日本の出版社しっかりしろ」と洗脳効果が見られる発言をしてくれていました。

紙の本の方がいいってことは分かってるんだよ。ただ、ハードカバーは持って歩くの辛いんだよ。うちの本棚はもうスペースないんだよ。こまめに捨ててるのにいつの間にか押入れにまで侵食し始めてるんだよ。だから電子書籍なんだよ。



コンテンツはこれからもどんどん安くなると思う。

昔は自分が書いた文章を人に公開しようとすれば、印刷したり流通に載せるなどの経費がかかり、100部程度しか売れないような書籍は赤字覚悟でなければ出すことができなかった。

それでも、儲からないことが分かっていても、自費で本を書く人は何人もいた。私が好きなビル・ジェイムズ氏も最初は赤字にしかならない本を出していたりしたわけで。

クリエイターと呼ばれる人の多くは、まず自分が作ったものを見てもらいたいという欲求が先にあり、それで稼ぎたいという欲求は二の次の場合が多い。

で、WEBがここまで普及した社会では、自分が書いた文章を人に見せるのに経費なんてほとんどかからないわけで。投稿サイトなり、無料ブログなり、回線さえあればいくらでも人に自分の文章を、絵を、動画を公開できる。もちろん、それらの大半は無料で閲覧できる。

映画には「超大作」と呼ばれるものと「B級」とか「C級」と呼ばれるものがあるけど、B級が必ずしも超大作に及ばないとは限らない。B級にはB級なりの、C級にはC級なりの面白い映画がある。

で、今、世の中にはC級とかD級と呼べるような文章や絵、動画が氾濫していっている。うちのブログなんかもそのうちの1つに入る。たまに「野生のプロ」と呼ばれるようなB級コンテンツを無料で公開してしまうような人まで存在する。

それらの中には娯楽として十分な質を持っているものもあり、ネット特有のクチコミの力によってどんどん人に伝播していく。売り物のコンテンツはこれから、そういった形で伝播する質の良い無料B級、C級のコンテンツと戦わなければならなくなる。

ポイントは「クリエイターは無料でものを作る性質を持つ」ということ。そして「作ったものが広まって欲しい」と思っていること。この2つの性質がある限り、コンテンツの値段はこれからも安くなる。例えタダでも供給が尽きることはないわけだから。

まぁ、元々コンテンツってのは作者が10%、出版社やら流通にかかる経費やらが90%という代物だったわけで、デジタルコンテンツの直売がさらに広まれば、値崩れするのは当たり前って言えば当たり前なわけですが。



コンテンツについてもう1つ。最近、天体戦士サンレッドというアニメを見ている。これはヒーロー(職業、ヒモ)と悪の組織の将軍(職業、カリスマ主夫)が神奈川県川崎市を舞台に壮絶なる戦いを繰り広げるお話なのだけど、内容が地域密着系で元川崎市民としては見ていて面白い。

川崎駅とか溝の口とか、地元の人間が見れば一発でどこか分かるような背景がたくさん出てきたり、南武線とか東急東横線とかローカル路線の話題が大量に出てくる。「好きです かわさき 愛の街」が流れた時は、あー、ゴミ出しの曲かぁと懐かしく思ったり。

それだけでなく、川崎フロンターレや地元の選挙管理委員会と提携した映像も出している。

コンテンツが安価になると何が起こるかというと、こういったよりローカルな、もしくはマニアックな、対象の狭いコンテンツがもっと多くなってきて、例えばそのうちプログラマにしか楽しめないようなアニメやドラマが登場することもあるのではないかと、そんなことを思ったりした。