先週末は所用で実家に行ったり、確定申告の抜けていた部分を埋めて再度チェックをしたり。お陰で1行もコードを書けなかった。なんとも非生産的な週末だ。
しかしフリーでやっている以上、2月末〜3月上旬にこういう期間が発生してしまうのは仕方のないこと。その代わりそれ以外の期間は1年中、自分の意志で選択が出来るのだから良しとしないといけない。
今日、自分が言ったダメ人間な台詞。
「まぁ、酒の力でも借りればなんとかなると思う」
こんな言葉を発する大人になっちゃダメだと思った。
電車に乗る時間が長かったので、小説を読んでみる。1冊はディストピアの名作、1984年。もう1冊はドルリー・レーンの探偵小説。おや、ドルリー・レーンはGoogle日本語入力の予測変換には出てこないのか。意外とマイナーなんだな。エラリー・クイーンは……さすがに変換されるか。
1984年は萌えました。私はビッグ・ブラザーを愛している。ディストピアは好きだなぁ。ユートピアも好きだけど。恵みの島アヴァロンよ。賢治が夢見たイーハトーブよ。2度と会えぬ桃源郷よ。失われたシャングリラよ、と。
メジャーリーグは世界経済の縮図として捉えることが出来る、みたいな言葉を野球の記事で見かけて少し妄想する。
MLBでは替えの利かない一流選手たちは何億という給料を得ている。しかし居なくてもなんとかなる1.5軍の選手たちは、一流選手の1/10程度の給与しか得られない。
実社会でもそういうところはあって、替えが利かない人は1千万を超える値段で雇われることもある。プログラマという職業は一応手に職があるので平均よりは高い給料はもらえるかもしれないが、替えがないと言うほどではない。「自分でサービス作って一発当てる」とかが出来ると替えが利かない人間になれる。
儲けたいなら、替えがいない人間にならないとだよなぁ。自分の替えなんて見回せばゴロゴロいるから。
視点をマクロに持っていって、チーム力について考えてみる。MLBでチーム力を上げようと思ったら、「良い指揮官を雇う」、「トレードやFAで選手を集める」、そして「若い選手を育成する」の3つが挙げられる。
これを政治に直すと、「良い首長」を選び、「海外の優れた人材を呼び込み」、「教育をしっかりする」といったところになるか。
そういえば昨今の日本の教育は「経済的に力になる人材を育てる」という視点では考えられてない気がする。週に4時間Rubyを教えるだけで生産性はだいぶ変わると思うんだけどね。(ホントはPythonと言いたいけど、日本だから。あと最近はScalaが愛しい)
確定申告の金額が出て自分の年収を見てみると、下がったとは言え若い頃よりはそれなりに多い金額になっている。
で、7〜8年前の薄給だった頃と今の生活を比較してみて何が変わったかなぁと考えてみると、ティッシュが保湿になったとか、トイレットペーパーがダブルになったとか、部屋が1Rから1Kになったとか、掃除機が水洗い出来るのになったとか、歯ブラシが電動になったとか、割とどうでも良いことばかり。
あまり物に執着がない人間にとっては、収入が増えることってそれほど大切じゃないんだなぁと思う。家庭でも持てば考え方も変わるのだろうか。
知り合いから仕事の依頼が来る。働きたくないでござるが、とても困っているっぽいので手伝うことにする。困っている人は見過ごせない。根が善良な人間だから。
ああ、組みたいプログラムがあるのになかなか前へ進めない。