2010年04月03日

今年のエイプリルフールでツボったもの3つ

今年のエイプリルフールもネット上には悪ふざけがたくさん出まわってましたね。あまりに出回り過ぎて、ちょっと食傷気味になるくらいに。

自由に悪ふざけが出来るって、良い文化だと思います。「フリーダム!」と叫びながらメル・ギブソンが断頭台に送られるような世界は嫌ですからね。

というわけで、ネタ系サイトをざーーーっと見まわった中で、個人的にツボったのが、こちらの3つ。



1. 将棋をモチーフにしたプログラミング言語「ModanShogi」が公開!
http://gihyo.jp/dev/column/01/prog/2010/aprilfool2010-01

無駄に詳細に書かれた全2ページの記事。気合入れて書き過ぎなところがたいへん素敵です。

「囲碁をモチーフにしたプログラミング言語」のリンクをクリックしたらgoLangに飛ばされる辺りもまた素敵です。

ちなみにこの言語では、Hello worldプログラムはこんな感じになるそうです。

▲9八銀 △9二玉 ▲6四歩 △6六銀 ▲6一歩 △同 玉
▲6七歩 △6一玉 ▲6八玉 △6三歩 ▲6九玉 △7七銀
▲7五金 △7一玉 ▲4八銀 △4二玉 ▲9六と △9八歩
▲同 玉 △6七玉 ▲9五金 △9一玉 ▲6三金 △同 玉
▲6八金 △6二玉 ▲4一歩 △4三玉 ▲5五歩 △5三玉




2. Google日本語入力チームからの新しいご提案
http://googlejapan.blogspot.com/2010/04/google.html

素晴らしい形のキーボードを提案してくれています。なんと変換の必要のないキーボード入力が実現されているのです。

あんなの使いこなせないと思うかもしれないけど、1年くらい毎日アレでタイピングしてたら、それなりの速度でなら打てるようになるんじゃないかと妄想したり、音楽をかけながら仕事をすると凄い気持ちよさそうな気がしたり、でも腕が筋肉痛になりそうと思ったり。

ちなみに個人的に前から欲しいと思ってるキーボードは、サンドバッグ型。



3. RFC 5841 TCP Option to Denote Packet Mood
http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc5841.txt

本年のジョークRFC。TCPのパケットの気分を指示する、みたいな内容。

2003年のエイプリルフールに、RFC 3514のevil bit(悪質な行為を行う者は、パケットにevil bitのフラグを立てるべきであるという、なんともツッコミどころの多い提案)なんてものがありましたが、今回はそれをさらに膨らませたような内容になっています。

今回表現できるのは、Happy、Sad、Amused、Confused、Bored、Surprised、Silly、Frustrated、Angry、Apathetic、Sneaky、Evilの全12種類。

例えばRFCに関する情報を送信する際について。多くの人はRFCをbored(退屈)だと思っているから、パケットにboredを付けても良い(MAY)。

パケットが1回以上再送された場合は、Frustrated(落胆)を付けるべきである(SHOULD)。

などが定められています。

分かりやすくて面白かったけど、個人的にはアナログ系のジョークRFCの方が好きなんですよね。洗濯バサミとか鳥類とか手旗とか。