SNS関連のことを調べていたら、頭の中がソーシャルという言葉で埋め尽くされてちょっと病んだ。
SNSはソーシャルな溜まり場を作るサービス。でも、最近はソーシャルゲームをするためのサービスにシフトしているようにも思える。ゲームはお金になるからなぁ。いや、それは収益の問題で全面に出ているだけでサービスとしての溜まり場が衰退するということではないか。
ニコニコ動画ってソーシャル動画サービスというジャンルなのかな。動画に対してソーシャル性を提供するというのは、非常に良いサービスだよな。テレビもそのうちソーシャルになるだろう。そういうハードも出てきてることだし。たぶん、そうしないとこれから生きていけない。
音楽とソーシャルをもっと結びつけたサービスってないのかな。でも、動画のサービスがあるならわざわざ音声だけに特化したサービスなんて作る必要ないか。いや、待て。そういえばラジオってそもそもソーシャルじゃね? よりソーシャル性が拡張されたラジオ番組とかできるのかな。音声版SNSみたいな。定格のプログラム上で進行する閉じたメンバーによるラジオ、みたいな。そしてスマートフォンで聴けるみたいな。
そもそも音楽プレイヤーがいつまでも音楽を提供しているというのがおかしい。そこからはソーシャルも提供されないと。
ソーシャルブックマークって、Webにソーシャルを追加してる的な感じもあるよなぁ。でも、Web全体にソーシャル性を追加する機能はけっこうどれも失敗している。いや、Twitterはある意味、成功していると言えるか。Twitterは世の中にソーシャル性を追加できる。
ニュースだって十分にソーシャルになってる。写真だってソーシャルになってる。料理だってソーシャルになってる。じゃ、あとは何をソーシャルにすればいいだろう。
あるとしたら、ソーシャル観光サービスとか、ソーシャルショッピングとか、ソーシャル昼ごはんとかかな。
ソーシャル観光サービスは、観光名所というスポットに対して同期するサービス。ソーシャルショッピングはネットで買物をしようとした時に連れ合いを提供するサービス。ソーシャル昼ごはんは食べているものから擬似同期するサービス、みたいな。
このへんの難しいところは、サービスに金が絡みすぎるところ。つまり、観光にしろ、ショッピングにしろ、食事にしろ、どれもお金が動く。だからそれ専用サービスが盛り上がると、さくらなどの行為が発生してサービスが壊れてしまう。
Amazonあたりならソーシャル買い物サービスは提供できそうだよな。「今、このユーザがあなたと同じジャンルの商品を探しています。会話しますか?」とか。で、買い物に関する情報交換が匿名でできる。「サーバ立てようと思ってAthlonの605e調べてる。そっちは?」「こっちも同じ。615eと悩んでる」「あー、確かにそこ悩む。でも値段安いし605eかなぁ」「あとInterのTDP45Wと変わらないマシンもあるらしいけど」「4コアであったっけ。2コアは240eより低いのあるって聞いたけど」といった会話ができる、かもしれない。いや、ないな。
そういえばソーシャル買い物サービスは以前、どっかの企業で働いている時に提案したことがあったな。却下されたけど。購入に対するフローに関わるサービスよりも、購入後に対するサービスの方がいいかもな。購入した人間によるソーシャル。特にコンテンツ系の商品については。
ということが頭の中をグルグル回るくらい病んだ。そもそもソーシャルって言葉の使い方がズレているような気がするけど、そこは目をつぶろう。