こういう状況に出くわすと、人間は静音化への道を歩き出す。でも静音化は凝りだすとキリがない。
そこで、大掃除のついでにちょっと部屋の模様替えをするだけで、お金を使わずに効果が望める静音化の代表的な技法の1つ、「隣の部屋」を使ってみることにした。
扉を開いた状態

扉を閉めた状態

音が気にならない1台は作業する部屋に置いておき、それ以外のパソコンは隣の部屋に置いています。
効果のほどはどうだったかというと、Excerent。5台中4台の音はほとんど聞こえなくなりました。
1台だけ、ファンが高い音を立てるマシンがあって、それについては扉を閉めても少し気になったので腹いせにバラして部品を取って放置することにしました。
耳を澄ませば聞こえないこともないけど、寝る時に起動していてもまったく気になりません。これで安心して台数を増やせます。
隣の部屋に置こうとするとケーブルの長さが問題になりそうですが、D-Subの延長ケーブルはAmazonだと3メートルのものが1680円で売っているようです。うちは複数のPCでディスプレイを使い回すヤツがいるので、それを経由させることで届くようになりました。
「隣の部屋」の問題点として、起動する時やUSBを刺す時にわざわざ部屋を移動しないといけないということが挙げられますが、写真を見ると分かる通り、扉を開けると目の前にパソコンがいる状態になっているので多少は面倒さが軽減できているのではないかと思われます。
尚、パソコンの電源を入れたい時は向かって左の引き戸を、通行する時は向かって右側の引き戸を開けます。間違って左側を開けて通行しようとするとパソコンに向かってダイブすることになります。
ちなみに隣の部屋側のラック的なものは、ヨーカドーで買ったキッチン用のものです。棚が細いパイプで格子状になっているので、ノートパソコンのような底面から排熱するマシンにとっては排熱効率が良くなるんじゃないかなぁと思って、2段目には2台ほどノートを置いてみています。音を聞いている限りでは割と調子が良いような気がします。
静音化の基礎テクニックには他にも、「押入れ」や「ファンレスマシンで別の場所に配置したマシンをリモート操作」などがあります。
どれも環境によって向き不向きがあるので、自宅の状況に合った静音化テクニックを利用したいところです。