従業員を雇おうかと思っているので、その人用にノートPCを1台購入することにした。秋葉原に行って当人と実物を見ながら選ぶ。最初はドスパラのPrime Note DC2(Celeron SU2300, メモリ2GB, 13.3インチで39,800円)でも買っておくかと思ったのだけど、話を聞いているともっと小さいのをご所望のようだったのでソフマップの本館へ行ってLenovoやASUSが並んでいるのを見せてみる。
こういう時、どうも日本のメーカー製は素通りする癖がついてしまっている。同じスペックでも数千円高いからなぁ。
実際に動かしてみながらどうするか相談した結果、要件的にAtomでもなんとかなりそうだったのと、白いEeePCをいたく気に入ったようだったので、デュアルコアAtom(N550)を搭載したEeePC 1015PEMを購入することにする。
下記URLによると、SU2300のスコアを907点とすると、N550は558点くらいになるらしい。同じ尺度でAtom D525は719点。CeleronのE3400は1,664点。「こああい」とか「ふぇのむ」とかは比べても悲しくなるので数字は出さない。
http://www.cpubenchmark.net/midlow_range_cpus.html
以前、Atom330(上のURLだとスコアは643点)を使ってみた感じでは、サブで使うには十分イケるんじゃないという感触だった。HTMLとJavaScriptの編集をしたり、OpenOfficeで経理をやるくらいなら大丈夫だろう。
ちなみに今までのネットブックで使われていたAtom N475のスコアは329点、N450だと319点になっていた。その辺と比べるとN550は1.7倍のスコアということになる。体感的にもだいぶマシになってるんじゃないだろうか。
しかしさくっと売り場を見て回った限りでは、N550を積んだノートPCは見当たらなかった。事前に見に行った近所の量販店にも見当たらなかった。まだ出まわってないのかな。今冬モデルでいくつか出ているはずだし、パフォーマンスを考えると大きく売り場で宣伝されていても良さそうな気がしたのだけど。大量に並んでいるから単純に見落としただけかもしれない。
量販店なんかを見ずにクレバリーとかがあるあたりに行けば楽に見つかったのかもしれないけど、そこまで連れまわすのもなんだったのと、価格comで見たらAmazonが最安だったので、帰ってAmazonで購入することに。
まぁ、下手にAspire one Happyのピンクが置いてあったら、こっちがいいとか言われそうだったので(ほぼ同スペックで少し実売が高い。あと、デザイン的に自分が使うのは少しキツイ)、無難なEeePCで意見の一致を見たのは良かったかもしれない。Prime Noteより安く済んだし。
購入するノートを決めた後は1人で散策。
16GBのUSBメモリが1600円で売っていたので購入。やはり秋葉原はいろいろ安い。
DDR3のメモリが4GB×3で1万4千円弱なのを見つけて思わず買おうかと思ったけど、マザーを何にするか決めてない状態で買うのは微妙なのでやめておく。
中古で400GBのHDDが2400円弱で置いてあったので2台ほど買ってみる。最近だと新品の500GBが3500円くらいで売っているので、この買い物が適切かどうかは分からない。とりあえず、HDDは安価で数を増やしておいて適当にrsyncでもしておけばいいやみたいな気持ちでいる。扱ってるのはたいていテキストデータだから、400GBあれば十分だし。
HDDは年数が経過すると故障率が上昇する。Googleが前に出していたレポートでは、確か購入後1年以内の段階では2%程度の故障率だったのが、1年を過ぎると8〜10%程度まで上がっていた。あくまでサーバ用途での故障率な上に、型番に左右されて数字がだいぶ変動したとか言ってたので、経過年数に対して使える数字というわけでもないけど。
仮に新品のHDDの故障率を2%、中古を8%とした場合、この6%の差に見合うだけの安さが提示されているなら中古のHDDを買うのもアリということになる。まぁ、それはHDDを複数台使って常にデータバックアップ取っているような場合で、1台のHDDしか使わないなら故障率が1%減るのに十分なお金を出すべきだろうけど。
家に帰ってさっそく片方を繋いでSMARTを見たら、電源投入回数は57回だった。値はすべて良好。それほど使い込まれたHDDというわけでもなさそうだし、それなりに長生きしてくれるんじゃないかなぁと思ってみる。
少し模様替えをして、家のパソコンを全台隣の部屋に置くようにする。うん。より静かになった。
しかし隣の部屋にパソコンを追いやってから、どうも自室が寒くなったような気がしてならない。3台稼動していればそれなりの暖房効果もあったのだろう。
音を取るか、暖房を取るか。それが問題だ。あと、夏場は冷房かけてない部屋で稼動して平気なのかも心配だ。
NoSQLは、これまではRDB+SQLがほぼ唯一の選択肢だった業界に、新しい選択肢を与えてくれる流れとして歓迎すべきものなのかなぁと思ってみる。
これまではRDBのデータ構成とは必ずしもフィットしないデータを、無理矢理テーブルの形に押しんだシステムというのもよく見受けられた。動的で疎な配列とか。
NoSQLはmemcached的なKVSとか、列指向とか、ドキュメント指向とか、いろいろなデータ形式が存在する。同じ系列だと言われていてもCassandraとHBaseではデータの構成が違うし、MongoDBとCouchDBとでも違ってくる。
これまでは多くの場合で信頼性を取ってRDBが使われてきたわけだけど、スケーラビリティの問題で巨大データを扱っている企業がNoSQLを作り始め、一般にも出回り始めた。もしその流れが、もっと小規模のデータを扱うアプリケーションでも、より適したデータ構造を持てるDBを使える方向に進んだら、それはありがたいことなのではないかと思う。
まぁ、トランザクションの要件と技術者の確保がネックになって、なかなかそういう話にはならないと思うけど。結局、RDBが一番便利だし。
久々にIPアドレス枯渇カウントダウンを見たら、あと36日になっていた。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/network/v4kokatsu/index.html
もうちょいですね。一応、去年の段階でIPv6ヘッダの勉強はちょっとしておいた。すっきりして綺麗だなぁと思った。
そのうち本気で関わらなければいけない時が来るのだろうけど、その時にはもっと情報が出回っているだろうから、ゆっくり待っていよう。アーリーマジョリティくらいのスタンスで。