2011年07月31日

日記的なもの

勉強してるプログラマというのは、一般的なプログラマより2〜10倍の速度で仕事ができるなんて言われている。

プログラムを書く作業っていうのは調査時間っていうのが多分に含まれるもので、普段から勉強していれば知っていることが多くなるから当然調査時間は短くなるし、言語を使い慣れているから記述するのにかかる時間自体も短くなる。

一度書いたことがあるロジックと初めて挑戦するロジックではやはり記述にかかる時間は違うし、実はAPIのこの機能を使えば楽に書けるとかそういうことを知っていれば、実装時間を1/10以下に減らせたりすることもある。

他の人より仕事が速くこなせると時間が余るので、プラスアルファのことができるようになる。

余った時間で周囲がどんなソースを書いているかを見ておくのは、けっこう効果的だと思う。

ソースを見ておけばプロジェクトのどこでどんな問題が今後起きるかも予想できるし、問題に備えておくこともできる。誰が今後どんな問題を起こすかも、ある程度予測できる。

その予測に基づいて、あの人のところでこういうバグが出ると思うよと先回りして言っておくと、預言者みたいに見られることもある。



余った時間を使ってプロジェクトの問題点を洗い出しても、それを良い方向に繋げられるかは別問題。下手を打てば一銭にもならないどころか余計なことをしたという点でマイナス評価になったりもする。

でも、雇い手の性格を考えた上で効果的に売り込むと、「特別なエンジニア」としての評価をもらえる。売り込み次第では、周囲より月額+10万くらいの金額を引き出すきっかけに出来たりもする。

腕があっても売り込まないとお金にならない。双方の面で努力していかないとエンジニアとして良い収入は得られないわけだけど、能力だけでなく双方に労力を裂くというのはモチベーション的になかなか難しい気もする。

金の調整をするのって、あまり楽しい話じゃないしね。自営業者だからやらないわけにはいかないのだけど。



ドルを買うタイミングを少し誤った。

7月末に法案成立の道筋がついて、戻りで2円くらいは喰えるだろうと踏んで動いたのだけど、ちと早まった感がある。

株や為替は趣味としてやってる。現状は円だけで持っていても価値が下落することはそれほどないけど、それが今後何十年も続くかは分からないから、普段から趣味として親しんでおくことで、大きな動きがあった時に大きな損をしなくて済めばいいと思う。きっと。たぶん。

まぁ、単純にゲームとして面白い。パチンコや競馬よりも戻しがいいっていうのもありがたいところ。

今の円高が一段落したら、次は金利が良いところを狙ってみようかな。



不気味の谷という言葉がある。

CGなどである程度人間に似ているものは好意的な印象を与える。ところがあまりに人間に似ているCGは逆に「不気味」という印象を与える場合がある。

この現象は視覚的要素からだけではなく、シナリオなんかでも言えるところがあると思う。

例えば吸血鬼が登場するシナリオがあったとする。ビッグフットやイエティがこの世に存在するかは知らないが、少なくとも吸血鬼なるものは存在しない。

ただ、物語の中で最初からそれが登場するような非現実的なシナリオを展開しておけば、吸血鬼が登場しようがライカンスロープが登場しようが、人間はそれを自然なこととして知覚してくれる。

ところが、現実に即したシナリオを展開していたところに唐突に吸血鬼を登場させると、現実との乖離が発生することから、しっくりこない印象を与えることになる。

現実とどういった距離感を醸成し、その中に何を登場させると自然だと判定されるのか。それは人間の感覚でしか判断できないところなので、けっこう難しい話。



亀を飼いたいと思っていろいろ調べる。

大きさ、手間、寿命などを勘案すると、頑張れば飼えるような気がした。けど、本当に自分に飼えるのかと問いただしてみると、少し自信がなくもある。何日か家を空けてしまうこともけっこうあるし。

動物を飼うってのは、1つの束縛になる。それを良しとできる年齢になるのはいつだろうか。