ここのところプログラムは置いておいて読書月間中。秋だしね。
自分は無駄に小説を読むプログラマだから、文章の仕事がポツポツもらえたりするんだろうなぁってとこがあるので、その辺の性能(というかネタの貯蔵量)もたまには磨いてあげないとなとは思っている。
とりあえず読んでいるのが、十五少年漂流記、スタンド・バイ・ミー、ロリータ、車輪の下。
別に何かに目覚めたわけではない。しかし車輪の下で目覚めてしまったご婦人はけっこういると思う。私の知り合いのご婦人は蝿の王でキャーキャー言っておられた。
本屋に通っていると、文庫本も様変わりしたなぁと感じる。以前はデスノート風の太宰とか見かけたけど、今はニーチェの本の表紙が萌え系になっているようだ。
いずれ車輪の下の表紙に美少年2人がキスするカットが採用される日も来るのかもしれない。
文章について。
自分は良く、愚にも付かない文章を書く。内容にはさしてこだわってはいない。その代わり、無駄にディテールにこだわる。
一番こだわるのが語尾。「だろう」がいいのか、「である」がいいのか、「です」がいいのか。書き終わった後にしっくりこずに、全体的に語尾だけ整え直すこととかもある。
細かいところが気になるというのは、プログラムを書いている時にも発生する気持ちだ。仕事で書くプログラムは費用対効果を優先するけど、プライベートでプログラムを書くと無駄にディテールにこだわって遅々として進まなくなる。
きっと絵を描く人も似たような悩みを抱えているのではないだろうか。何かの漫画のあとがきで、作者が「ここ気になるよね」と言ったら、周囲から「そんな細かいところは気づかんわ。というか他にもっとツッコミどころあるだろ」みたいなことを言われたような話が載っていた。
別に助詞が「は」であろうが、語尾が「ます」であろうが、読んでいる人間にはほとんど関わりがないことなんだけど。
世界一になるのは難しいが、20人に1人の存在になるのは努力すれば割となんとかなる。
日本人では、給与所得者の15〜20人に1人程度は年収1000万円以上を稼いでいる。
メジャーな競技で1番になるのは難しいが、マイナーな競技で10番手になるのは割となんとかなる。
とある1つの技能において1番を目指すのは難しいが、とある複数の技能を習得している人間の中で1番になるのは見込みがある。
といったことが、私のような人間にとっては救いだったりするんだろうなぁと思ってみたり、逆に堕落に導く罠だったりするんだろうなぁと思ってみたり。
もう少し志(こころざし)ってものを高く持たんといかんなぁと思っている昨今。
仕事で象さんと戯れる日々になりそうな気がしたので、再度勉強を始めようと思う。
俺、立派な象使いになるよ。目標は象さんの本を書けるようになるくらい。
1つ企画だけしてて意外と出版社さんの方でも通りそうな気がしてるんだけど、そもそも自分の知識が足りていないのが現状。くっ! ガッツが足りない。
今まで2冊ほど本を書いたことがあるけど、1人で本を書くってけっこう死ねる作業なんだよね。知識と文章と文字数との間で悶々とする日々で。
最近、ちょっとした処理をする時でも並列処理を使うことが多くなってきた。Scalaの並列処理はホントに楽だ。もちろん気をつけないと失敗することもあるけど。
この前やったミスは、SimpleDateFormatを並列処理に入る前に定義してしまい、たまに日付が壊れた結果が返ってきてしまったというもの。というかJavaの日付はいろんな意味で微妙だよね。以前書いたCommons使ったFile操作みたいなので、FastDateFormat使った日付処理機能とかをDateに放り込んでしまおうかな。
まぁ、それはさておき、4コアのマシンだとちゃんと並列にすれば速度は3倍にはなる。1時間くらいかかる処理が20分で終わったりすると、すげぇなぁと思ったりする。