2012年04月29日

日記的な夢十夜

最近、よく夢を見る。おそらく睡眠時間を増やした影響だと思われる。具体的には6時間だったのを7時間にした。

今までは泥のように眠って泥の中から起きている感じだったけど、7時間眠ると起きる30分くらい前からなんとなく覚醒しかけているような感じがする。

で、その覚醒しかけている時に夢を見る。

たいていは目が覚めた時に「あー、夢で良かった」と思うような内容。寝起きのボケた頭だと、夢だったと認識しつつもまだ心のどこかで「ヤバい」という警笛が鳴り続けたりする。そんな感覚に陥るような夢。



先日見たのは、ゲームの中に入り込んだような夢。

そのゲームでは好きな時にクラスチェンジができるらしく、自分は鳥と飛行機にチェンジすることができた。戦士や魔法使いなどのスタンダードなクラスにもなれるっぽいのだけど、どうやら自分は制限プレイをしているようでそれらのクラスになることを禁止していた。

主に飛行機になって飛び回りながら塔の上の敵と戦っていたのだけど、これがなかなかに強くて何度も撃ち落とされて下の湖に墜落しかけた。

塔から湖に向けて落ちていく時とかは、風を切る感覚もある、かなりリアルな夢だった。鳥になって落ちる時と飛行機になって落ちる時とでは風の感触が違うところなんかもリアルだった。

結局、塔の魔物は最後まで倒せないまま目が覚めた。



その前に見た夢は、囲碁のプロになって戦う夢……だったのだけど、そこからなぜか戦争モノに移行してしまった。

自分が対戦してたのはものすごく強い棋士で、何をやっても勝てない。なんでこんなに強い人間がこの世にいるのだろうと不思議に思った。

ある日、対戦中にいきなり戦争が勃発して、自分は身を守るためにライフルを撃ちながら避難しようとしていた。かなり古い銃で元込めの単発だった。周囲は第二次大戦中を想起させる服装をしていた。囲碁をやってる時は現代風の服装だったのだけど。

その強いプロ棋士は戦果の中でも平然としていた。拳銃を使って敵を倒しながらスイスイと混乱を抜けていった。なんであんなに彼は万能なのか。避難していた女性が「彼は謎の人体実験をされて薬物投与によって物凄い集中力を身に付けたのだ」と語った。

敵の襲撃から逃げながら地面にポッカリと空いた穴(採掘場らしい)の中を下って行くと、50メートルくらい下ったところで謎の薬草のプラントを発見した。それが集中力を身に付ける草ではないかと考え食べてみたところ、急に自分の身体が緑色に変色してものすごく力が湧いてきたような気がしたところで目が覚めた。

意味は分からないけど、無駄にアクション性が高い夢だった。見てて疲れた。



私は学校にいた。見たことのない学校。

外は嵐で、中の体育館では上映会が開かれていた。何の映画かはわからないけど、1930年頃の西洋の白黒映画のように見えた。

私は何人かの仲間と一緒に「誰か」を探し回っていた。誰かは分からない。

校舎を走り回って、雨のグラウンドを徘徊して、ようやく塔の上(10メートルくらいの高さ。自分の夢にはよく塔が出てくる)でその相手に会う。彼女を見つけた瞬間に上映会の音楽が漏れて聞こえてきた。悲劇的な結末を予感させるメロディだった。強い風が吹き始めた。

あぁ、これはヤバいなぁと思いながらそっと近づこうとすると、彼女は「ごめんなさい」と言った。次の瞬間、突風が吹いてバランスを崩した彼女は足を踏み外して塔から落ちていった。地面に落下していく姿がスローモーションで見えた。

彼女が意志を持って身を投げたのか、風に煽られて落ちたのかは分からない。ただ、彼女が死ぬことは分かっていた。

目が覚めた後、ずっと心が重かった。消失感や焦燥感が混ざりあったような感覚がずっと消えなくて、動き出すのに苦労した。その感覚は2日ほど続いた。