2014年05月04日

小規模事業者共済、8年目

 先日、小規模事業者共済から掛け金納付状況の通知が来た。かれこれ7年以上、毎月7万ずつ積み立てている。積立額は600万まで行った。コツコツ積み立てたものがまとまった額になっているのを見るのは、なかなかに気分が良い。

小規模事業者共済というのは、個人事業主や小規模の会社を経営している人向けの共済で、掛け金が全額控除になるところに魅力がある。MAX月7万で12ヶ月続けると年間84万を納付することになり、それが全額控除になる。節税効果はかなりのもので、うちだと年10万以上の節税になってる。

もちろん後で受け取る時に税金はかかるけど、引退後に分割して受け取るようにすれば税率は低く抑えられる。一括、10年分割、15年分割が選択でき、仮に引退までに2000万納付し15年分割で受け取るなら年133万なので年金と合わせても税金はそれほどはかからないだろう。

この制度は事業主向けの退職金制度のようなものとも言われている。個人事業主は、社保もなし、厚生年金もなし、退職金もなしで、その代わりうまくやれば会社員より多めに稼げるので、稼いだ分はこうした控除が効くところで積み立てておくと効率も良いのではないだろうか。

リスクとしては加入した後に任意で契約を辞める場合は満額返って来ない場合があること(期間が短い場合は80%戻し。事業を辞めた場合は概ね100%返ってきたはず)、受け取りが先の話なのでインフレが怖い(酷いインフレが予想される場合は任意解約して外貨に移せば多少は被害を軽減できるかも)、などがある。

独立行政法人なので倒産は考えづらい。制度の変更等はあるかもしれない。