Archを入れた際にメモしたコマンドを貼っておく。
インストールディスクを作るところから。
まずUSBを入れる。
$ df -h
/dev/sdx1 534M 534M 0 100% /media/foo
USBがマウントされているデバイスを確認。
アンマウントする。
$ sudo umount /media/foo
書き込む。落としたisoファイルは/tmpの下にいるものとする。sdxは環境に合わせて書き換える。
$ sudo dd bs=4M if=/tmp/archlinux-2014.04.01-dual.iso of=/dev/sdx && sync
出来上がり。
ArchをインストールするPCにUSBを挿して立ち上げる。
キーボードのレイアウトを日本語にする。そうしないとコロンとかも場所違って面倒。
# loadkeys jp106
/rootの下にインストールに関する説明書きが入ってる。内容はWikiの方が詳しい。
# cat install.txt
有線ネットワークであれば、既にネットワークには繋がっているはず。
# wget http://www.yahoo.co.jp/ -O -
ディスクにパーティション切る。本例では256GBのSSDと1TBのHDDを利用した。
SSDにはBIOS boot領域を作り、swap領域は気分的にHDDに20GB分ほど作っておく。
とりあえずfdiskでデバイス確認。
# fdisk -l
合ってたらgdiskでパーティション切る。cgdiskでやった方が見栄えは良い。BIOS boot partitionはef02らしい。
# gdisk /dev/sda
Command (? for help): n
Partition number (1-128, default 1): 1
First sector (34-500118158, default = 2048) or {+-}size(KMGTP):
Last sector (2048-500118158, default = 16547806) or {+-}size{KMGTP}: 200M
Hex code or GUID (L to show codes, Enter = 8300): ef02
容量はもっと少ないはずだけど気にするようなサイズじゃないからいいや。同じ要領で、残りの領域も割り当てる。全部defaultのままEnterすれば、残り領域すべてを使ったヤツができる。
HDDの方も切る。swapの方は8200らしい。
# gdisk /dev/sdb
Command (? for help): n
Partition number (1-128, default 1): 1
First sector (34-1953525134, default = 2048) or {+-}size(KMGTP):
Last sector (2048-1953525134, default = 1953525134) or {+-}size{KMGTP}: +20G
Hex code or GUID (L to show codes, Enter = 8300): 8200
あとはdefaultのままEnterを叩いて残りの領域のパーティションを作る。
結果を確認。
# fdisk -l
ファイルシステム作る。
# mkfs.ext4 /dev/sda2
# mkswap /dev/sdb1
できたらmount。HDDの領域は後でmountするつもりなので、swapとSSDの領域だけ。
# swapon /dev/sdb1
# mount -t ext4 /dev/sda2 /mnt
/etc/pacman.d/mirrorlistを編集して、Japanのリストが上に来るようにしておく。viで2ddで切ってpするとかして。
じゃ、ベースシステム入れよっか。このへんはWikiの内容をなぞっているだけ。
# pacstrap /mnt base base-devel
fstab作る。
# genfstab -p /mnt >> /mnt/etc/fstab
chrootしてmountしたのがルートディレクトリに来るようにする。
# arch-chroot /mnt
ホスト名に適当な名前を書いておく。何にしようか。
# vi /etc/hostname
タイムゾーンを東京にします。
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
/etc/locale.genからen_US.UTF-8 UTF-8とja_JP.UTF-8 UTF-8のコメントアウトを外して、locale-genコマンドを打つ。
# vi /etc/locale.gen
# locale-gen
passwdでパスワードを設定しておく。
# passwd
zshがないと生きていけないので入れておく。
# pacman -S zsh
ユーザも作っとこうか。useraddで、create-home(-m)指定。zsh指定してるところは趣味で変えてください。
# useradd -m -s /bin/zsh ユーザ名
パスワードも設定しとく。
# passwd ユーザ名
ブートローダを入れる。grubでいいか。
# pacman -S grub
# grub-install --target=i386-pc --recheck --debug /dev/sda
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
exitしてchrootを解除し、マウントしたものも解除してrebootする。
# exit
# umount /mnt
# reboot
これでストレージからbootできるようになった。
立ち上がったらrootでログインして、いろいろ設定を加える。
とりあえずKey Map直す。
# loadkeys jp106
Key Mapが戻らないようにする。
# localectl set-keymap --no-convert jp106
下記コマンドで反映されてることが確認できる。
# localectl status
System Locale: n/a
VC Keymap: jp106
X11 Layout: n/a
Beep音が気になるので消しておく。
# echo "blacklist pcspkr" > /etc/modprobe.d/nobeep.conf
これで次回reboot時にはbeepが鳴らなくなる。
うちの環境だとpingしたらunknown hostが出た。どうやらdhcpcd.serviceが動いていないようだ。下記のコマンドを打ったら、(disabled)と書いてあった。
# systemctl status dhcpcd.service
起こしたら繋がった。
# systemctl start dhcpd.service
# systemctl enable dhcpd.service
静的にアドレスを降る場合は、ip linkでIDを調べて(うちはenp2s0だった)、route addとかするとか。下記は192.168.1.11あたりを振った例。
# ip link set enp2s0 up
# ip addr add 192.168.1.11/24 dev enp2s0
# ip route add default via 192.168.1.1
sudoを入れる。
# pacman -S sudo
# vi /etc/sudoers
root ALL=(ALL) ALL のあたりに ユーザ名 ALL=(ALL) ALL を加えておく。
vimも入れとく。
# pacman -S vim
sshも入れとく。
# pacman -S openssh
/etc/ssh/sshd_config を適当に改変してなんとなくセキュリティ的に良い感じにしておく。
さて、そろそろGUIを入れよう。まずはXがないと始まらない。
# pacman -S xorg-server xorg-server-utils xorg-xinit
mesa 3Dも入れたほうがいいってWikiのBeginners' Guideに書いてあったから入れる。よく知らないけど。
# pacman -S mesa
ビデオカードのドライバ入れる。下記を参考にしながら自分のドライバに合った子を探す。
https://wiki.archlinux.org/index.php/Xorg_(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E)#.E3.83.89.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.90.E3.83.BC.E3.81.AE.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.82.B9.E3.83.88.E3.83.BC.E3.83.AB
うちはIntelなんでこれになるっぽい。
# pacman -S xf86-video-intel
これでstartxしたらxtermがないって怒られたので入れとく。
# pacman -S xterm
これでCtrl+Alt+F5して作成したユーザでログインしてstartxすると、素敵なGUIが表示される。
このままだと素敵過ぎるので、Xfceを入れてもう少しいろいろ入った感のあるGUIにする。
# pacman -S xfce4 xfce4-goodies
mousepadとかいらないんだけど、1個1個指定するのも面倒なので全部入れてしまおう。
Xの時と同じようにCtrl+Alt+F5してユーザでログインして下記のコマンドを叩く。
$ startxfce4
これでなんかそれっぽいものが立ち上がる。ログアウトでCUIに戻れる。
次に起動時に自動でGUIが起動するようにする。気分的にzshでやってみよう。
とりあえずログイン時に~/.zshrcがないとか言われてるので作る。
$ touch .zshrc
次に.zprofileにXDG_VTNRが5だったらxfce4立ち上げてと記述しておく。これで5でログインするとGUIが立ち上がる。
$ vi .zprofile
if [[ -z $DISPLAY && $XDG_VTNR -eq 5 ]] then;
exec startxfce4
fi
ディスプレイマネージャとかいらないのでこれでいいや。速いし。
Xを立ち上げて動かすと、GUI上の動作はkeymapが101のままであることに気づく。とりあえず下記でこのターミナル分はjpになる。
$ setxkbmap -layout jp,us
localectlで設定すると永続化するらしい。
$ sudo localectl set-x11-keymap jp,us
これでログアウトして再度ログインすると、keymapがjpになってる。
日本語フォントも入れとこう。お好みのものを適当に。
$ sudo pacman -S otf-ipafont ttf-dejavu ttf-ubuntu-font-family ttf-droid ttf-hanazono
mozcは必須。ibusはアレなのでfcitxで。
$ sudo pacman -S fcitx-im fcitx-mozc fcitx-configtool
設定を書く。ついでに言語の設定も書いておこう。うちはzshで立ち上げてるので、.zprofileの立ち上げる前のところに書いておく。
$ vi ~/.zprofile
export LANG=ja_JP.UTF-8
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
あとは設定からMozcを選んで再起動すれば使えるようになる。
日本語が使えるようになったら、Firefoxでも入れて、これで概ね、普段使いのパソコンに近づいてきた。
$ sudo pacman -S firefox
yaourtも使えるようにしておく。CentOSのremiみたいなものというと少し違うけどまあそういう感じのもの。
$ sudo vi /etc/pacman.conf
下記の設定を足す。
[archlinuxfr]
SigLevel = Never
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch
$ sudo pacman --sync --refresh yaourt
せっかくなのでyaourtでフォントを足そう。
$ sudo yaourt -S ttf-ricty otf-takao
そういえば音を鳴らす準備をしてなかった。
$ sudo pacman -S alsa-utils
alsamixerでミュートになってるのを解除する。
$ alsamixer
うちだとHDMIとオンボードの2つが存在していてHDMIの方が優先されていたので、オンボードの方を優先にする。
$ aplay -l
これで出てきたcard ? の数字をメモする。
vi ~/.asoundrc
pcm.!default {
type hw
card ?
}
ctl.!default {
type hw
card ?
}
?のとこをメモした数字に置き換える。
音楽再生はVLCあたりで。
$ sudo pacman -S vlc
これで音楽が聴けた。